長さゲージ

ハイデンハイン・セルト長さゲージは、測定範囲が長く、高い直線精度およびナノメートル領域での測定分解能を持つことが特徴です。この測長器は、精密部品の製造品質管理や参照標準器の精度確認および較正用途に使用されます。長さゲージを使用することにより、ゲージブロックの検定の際に必要となる測定標準器の数を削減することができます。

ハイデンハイン・セルト長さゲージの総誤差は±0.1μm以内です。評価回路、例えばND287での直線補佐補正の後、CT2500については±0.03μm、CT6000については±0.05μmのシステム精度が保証されます。このシステム精度は、計測時の周囲温度を19℃～21℃とし、また測定中の温度変化が±0.1K以内である時に、ハイデンハイン・セルト用のCS200測定スタンドを使用することで保証されます。

ハイデンハインのCT2501およびCT6001のプランジャーは、内蔵モータによって伸ばされたり引き込まれたりします。これは、専用スイッチボックスによって駆動することができ、またスイッチボックス自体も外部信号によって制御することができます。

ハイデンハインのCT2502およびCT6002には、プランジャー駆動機能がありません。自由に移動できるプランジャーを専用のカップリングに取付け、機械の可動部分に接続して使用します。

ハイデンハインのCT2500長さのゲージは、そのφ6mm径のクランピング・シャンク部を締め付けて固定します。 CT6000は、2個のネジを使って平坦な面に取付けます

システム精度が高く、小さい信号周期のため、ハイデンハイン-メトロシリーズのMT1200とMT2500シリーズの長さゲージは、精密測定ステーションや検査装置用製品です。ボールプッシュガイド式のプランジャーを備えているので、高いラジアル荷量に耐えられます。

ハイデンハインのMT12×1およびMT25x1シリーズの長さゲージは、伸びきった位置で静止するスプリング駆動式のプランジャーを特徴としています。スプリングなしの特殊仕様品では、測定物に加わる荷量が非常に小さく出来ます。空気圧駆動の長さゲージMT1287およびMT2587では、プランジャーは内蔵スプリングによってその静止位置へ引き込められ、圧縮空気によって測定位置へ伸ばされます。

ハイデンハインのMT1200およびMT2500シリーズの長さゲージは、そのφ8h6標準クランピング・シャンク部分を使って固定します。この長さゲージを平坦な面、またはヘイデンハインのMS200測定スタンドに取付けるための付属オプションの取付け用プラケットを利用できます。

※ 上記の商品以外にも様々な商品ラインナップがございます。